打ち合わせを進めていったら「禁止」ばっかりで驚いた。
結婚準備ではよく聞く意見です。他にも、前もって知っておけたら良かったのに、って知識はいろいろあったりします。今回は、そもそも一番最初に何をすれば失敗や後悔を避けることができるのか? についてお伝えします。
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結婚式に憧れがあって、よく調べている。なんて人であれば話は別ですが、基本的に結婚式って何となく知っているだけで、もやっとした知識が多いですよね。
だからこそ、「とりあえず」結婚式場に行ってしまったり、「なんとなく」結婚情報サービスを利用しているケースが多いんです。
というのも、仕方ない話でもあります。婚礼は関連情報がたくさんあって、なかなか欲しい情報だけに絞って知ることが難しい世界。だから結局「進めながら勉強するしかない」状態になりがちなんですよね。
そこで、今回は「何を知っていればいいの?」「どこを見ればいいの?」といったポイントを軸にお伝えします。
人によって満足する内容っていろいろあります。でも、不満な内容ってだいたい同じだったりするんですよね。
視点を変えれば「多くの先輩が後悔している内容を避ける」ことができれば、「成功する確率が上がる」とも言えます。
というわけで、結婚式で後悔することが多いとされるポイントを元に対策を見ていきましょう。
結婚スタイルマガジンさん調べによると、結婚式で後悔しやすい内容の第1位は「予算」だそうです。
予算をかけすぎてしまった場合はもちろん、お金をを節約しすぎた場合も当てはまります。 かけすぎた例では「もっと結婚後の資金にできたのに」、節約しすぎた例では「内容がしょぼくなってしまった」というのがよくある意見。
とはいえ、予算に関しての対策は非常に難しいところ。 というのも、式場の予算は少し「いやらしい設定」がされているケースが多いんですよね。具体的には、「初期の見積もりからお金が跳ね上がりやすく」できています。
例えば、最初は気前よく購入できるような「一番安いプラン」の価格で設定されているんです。しかし、「それでは物足りなくなるように」設定してあります。そのため、それぞれの商品が1グレード2グレードずつ上昇した結果、最終的に100万円 〜200万円も予算が上がってしまった、なんてケースは珍しくありません。
だから、事前に予算が見えにくいんですよね。
解決策としては「生の声」を聞くのが一番です。
世の中には「卒花」と呼ばれる先輩花嫁たちがたくさんいます。 卒花とは、「花嫁を卒業した人」という意味です。反対に、まだ結婚式を迎えていない新婦さんを「プレ花嫁」と呼びます。 自分たちと同じような挙式内容、似たような規模で結婚した先輩花嫁の意見はかなり参考になるでしょう。
花嫁さんの中には、「結婚式の準備からその後までレポートしてくれている方」や、「花嫁同士でSNSを使って情報共有していく文化」があったりします。 なので、ウェブ検索で個人ブログを探してみるか、インスタグラムで「#卒花」や「#花嫁レポ」などのタグを見てみるのがオススメな方法。
注意したいのが「大手のメディアは避ける」ってポイント。
大手ブライダル系の雑誌やwebサイトは「掲載する業者からお金を徴収して、広告として紙面で紹介」しています。 つまり、「不都合なことは書かない」ってこと。
そのため、「生の声」を聞きたいのであれば、第三者が利害関係なく書いたものを見るのが最も確実。
花嫁がリアルに発信している情報はその点で優秀です。
ただし、どんなに人気の先輩花嫁だったとしても、その声は「一人の経験値」によるもの。 たまたまその人の時に良かったor悪かった、とか、偶然その人が気に入ったor気に食わなかった、なんて面が強調されている場合もあります。
中には、「花嫁は主役なんだから、なんでもしてもらえて当然でしょ?」みたいなスタンスの方もいるので要注意。
そのため、できたら複数の意見を聞くようにしてみると、より平均値が取れていいでしょうね。
ドレスとメイクは花嫁なら誰しも重視するポイントですよね。でも、なかなか会場によって差があるものです。
結婚式は式場を始め、ドレスやメイクなどを担当する様々な企業が結びついたコミュニティで結成されています。
具体的には、結婚式場は各メイク会社やドレス屋さんと提携を行って商売を行っています。式場からすれば「セット販売」にすることでお客様の手間を減らしたり、ブランディングを行える、といった点がメリット。メイク会社からは「式場が集客を代行してくれる」というイメージです。
固定のメンバー(企業)で運営することは、スタッフ間のスムーズな連携が可能であるなどメリットもあります。ですが、反面デメリットも存在します。
仕組み上、提携している会社以外を使われてしまうと、式場に利益が発生しません。 また、ドレス屋さんにとってもメインの収益源が減ってしまいます。 そして、そうなると、集客を請け負っている式場としては気まずいわけです。
そのため、「持ち込み禁止」や「持ち込み料」の設定がされます。
___でも、こんなこと普通知りませんよね?
何も知らないまま結婚式場から選んで、気がついたら気に入ったドレスが選べない! なんてケースが起こる理由がこれです。
まあ、持ち込み料に関しては賛否あります。違法性があるとか、独占禁止法に抵触するとか。 しかし、いろいろな意見があるものの、現実問題、設定されている会場が多いというのが真実。
では、これを避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?
例えば、あなたの憧れのドレスがあるとします。 それなら「ドレス基準で会場を選ぶ」方法もあるんです。
お気に入りのブランドを調べて、そのドレス屋さんが提携している会場を選べばOK! また、提携していない式場でも「ドレス持ち込み自由」などと謳っている会社を選ぶのが吉です。
情報収集は、ドレスやメイクに関してもインターネットやSNSの方がリアルな声を聞けるのでおすすめです。 実際にかかった価格や、スタッフの対応など、生の声が聞けるSNSはかなり良いのではないでしょうか?
DVDは映像と写真のこと。 一日の記録ですね。
難しいもので、結婚式を実際に挙げ終わるまでは動画や写真の大切さってなかなかわからないものです。
なにせ、写真を撮るために結婚式をするわけじゃないし、映画みたいなムービーを残すために披露宴をするわけではないですから。
そして一番の難点は、写真や映像ってなかなか値段が高いこと。東京の式場価格で平均20~30万円くらい。地方に行けばもう少し高くなります。 そのため、価格を見て注文するのをやめてしまうケースや、ギリギリまで節約をして後悔する事例が多く見受けられるんです。
これに関しては、当ブログでもよくお伝えしていますよね。
大切なのは、しっかりと自分に合った結婚写真屋さん(あるいは動画屋さん)を発見すること。
実は写真・動画も持ち込みがよく行われるアイテム。なんなら一番多いかもしれません。 つまり、ドレスやメイクと同じように申し込み禁止などのケースが数多く見られます。
そのため、式場を決める前の段階から「自分のお気に入りの写真屋さんが持ち込めるのか」という条件をしっかり確認しておくことがポイント。
しかし、最初はみんな何もわかりません。
そこで、あらかじめ事前の条件として契約時に提示しておくのも方法の1つです。
「自分たちは結婚式のことをよくわかっていないんですが、気に入った写真屋さんを発見した 場合には持ち込ませてください」
といったことを前提に契約すればいいのです。
念を入れるなら、証拠の残るメールでのやりとりにしましょう。
もし、それでも「うちは提携業者以外はOK出来ません」と言ってくるような結婚式場 やプランニング会社であれば断ってしまって大丈夫です。
なぜなら本当に大事にすべき「新郎新婦の意見」を完全無視しているような式場なのですから。
なお、契約前に行うことで、解約料金の発生や、頭金を先に取られる、等のリスクを下げることができます。
今回紹介した「価格」「式場」「メイク」「ドレス」「写真」「動画」 ……すべての条件が揃わない場合もあるはずです。
例えば「ドレスはお気に入りだけど写真がいまいち」「動画は最高だけどメイクがダサイ」などなど。
___そんなときに大切になるのが「優先順位をしっかり自分の中で決めておくこと」です。
あらかじめ決めておき、自分の価値観に従うことが重要になります。実際に式場に行ってしまうと、値段を聞いて心が揺れたりしますので、「前もって」決めておくことが非常に重要になります。
あと、できるなら、全体的な知識をさらっと身につけておくと尚良いです。
今回の記事のように複数の要素が絡んでくる内容は、全体像が見えていないと値段の決めようがありません。そのため「浅く広く」でいいので全体像を理解しておくことが重要。
これに関しては僕が用意している無料の資料も役に立つと思います。
上記ボタンからダウンロードすることが可能ですので、ぜひご活用ください。
合わせて僕のLINE@も登録いただけるといろいろな情報を受け取ることができます。(オープンな場所では書けないことも 笑)
お気軽にどうぞ。
それでは、いい結婚式を!
KOBATONE 小林嘉明
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