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結婚式打ち合わせはメールが大切!簡単工夫でやり取りミスを減らす7つのコツ!

結婚式当日に最も多いトラブル。それはやり取りミスです。

「伝えたじゃないですか」
「聞いておりせん」
「〇〇だと思っていた」
「いえ、□□だと伺いました」

カメラマンとして結婚式に携わる中で、上記のようなやり取りを数多く見てきました。何度見ても嫌なものです。

そこで今回は、プロのライターとしても活動をする僕が「勘違いの起きにくい文章の書き方」を伝えていきますね。

動画版もあります。よければぜひ!

今回お届けする内容はこちら

結婚式トラブルの原因は「相手も同じことを考えているだろう現象」

文章でもミスや勘違いは起きる

あなたは文章が得意ですか?
読み手の心を動かし、感動させるような文章が書けますか?

安心してください。ほとんどの人は文章が苦手ですし、素晴らしい文学作品のような内容は書けません。それは僕も同じです。

そして、すごい文章力なんて必要ありません

もしあなたが「君の文章はわかりにくい」と言われた経験があっても大丈夫です。簡単なコツさえ掴めば「勘違いさせない文章」くらいなら書くことができます。安心して読み進めてください。

さて、では「わかりにくい文章」や「勘違いが起きる文章」は何が悪いのでしょうか?

答えは「相手も同じことを考えているだろう」という思い込みです。

思い込みによる話の食い違い

例えば突然「土曜のランチの件、どうなった?」なんて質問をしてしまうケースはよくあります。日常使いのLINE等でみかけますよね。

でもこれ、今週の土曜の話でしょうか? それとも来週? はたまた過去の話かもしれませんよね。質問をした人の頭には特定の土曜日があるんでしょうけど、訊かれた人にはたくさんのパターンがあてはまるわけです。

そして最悪なことに、日常会話ではそこまでたくさんのパターンを考えたりしません。多くの場合、訊かれた人も「最初に思い浮かんだ土曜日」の話をしてしまいます。

(今週の)土曜の話と(来週の)土曜の話で食い違ったまま話が進み、いずれ何かしらトラブルが起きます。その時、人は「相手が悪い」「裏切られた」なんて言うのです。

これが勘違いの原因。同じことを考えている人なんていないんです。

でも大丈夫。コツは簡単です。
相手が思い浮かべるものと、自分が思い浮かべるものを揃えてあげるように文章をかけば、問題は解決されていきますよ。

結婚式の打ち合わせトラブルを防ぐ!伝わる文章が書ける7つのコツ

うまく書こうとしない

小学校時代から国語で習う文章は、非常に難しいものです。
複雑な漢字を読めるように、難解な文章を理解するように、僕たちは習ってきました。

でも、それは一旦忘れてください。

難しい文章が読み書きできると褒められていたため、僕たちは「うまい文章=難しい表現」だと思いこんでいます。しかし、それは間違いです。

例えばこんな文章

エビングハウスの忘却曲線に従って我々の長期記憶は徐々に減衰を余儀なくされるが、したがって周期的・定期的に想起・再学習を行うことができるか否かが記憶力向上の為の分水嶺となるだろう。

うーん、読む気が失せますね(笑)

これを読みやすくしてみましょう。

勉強してもしばらくすると忘れちゃう。だからもう一度勉強し直すのが記憶力アップに効くよ!

これだけのことです。簡単ですね。読みやすく、理解もしやすいはずです。

感覚がわからない場合は、ちょっとバカっぽく書くくらいの気持ちで取り組むといいでしょう。

文章は短くする

難しい文章を書こうとしてしまうクセの一つに「長い文章を書く」というものがあります。

先程の「難しい文章例」でも長いと思いますが、実際にはもっと長いケースもたくさんあります。

「〇〇ですが、〜〜〜〜〜という場合もありますので、+++++++あたりを検証して、****という事例を前提に、¥¥¥¥¥¥¥なこともありますが、@@@@@@」

冗談みたいに思えますよね(笑)
でも、話し言葉ではかなりやってる人いるんですよ。

「どこからどこまでが一文なのかわからない文章」は避けましょう。

コツは30~40文字程度で納めること。

文字数で言われてもわからん、という場合は「初級英語の和訳」っぽく書くといいです。

やあエミリー。これは私の父です。
私の父は馬が好きです。

みたいな感じ。文章が最小単位で並んでいるので、わかりやすいですよね。
少なくとも、意味がわからないことはないはず。

ぜひ中学英語を思い出して、書いてみましょう。

箇条書きを多用する

短く書くテクニックをもっとガンガン使う方法が「箇条書き」。実はライターの中にも愛用する人の多いテクニックです。

文章は言ってみれば短文の寄せ集めです。その最小単位が箇条書き。だから、箇条書きをしてからそれぞれをつなげれば文章になります。

でも、思い出してください。ここでの目的は「プランナーさんに伝えること」です。文章になっている必要はありません。

だからむしろ、箇条書きをそのまま書いた方が伝わりやすかったりします。

  • テーブルは9卓
  • テーブルは円形
  • 一卓につき6人座る
  • テーブルにはダリアを飾る
  • 飾る場所は中央
  • テーブルクロスは赤で統一

これなら間違えようがありませんよね。
(補足:ダリアとは結婚式でよく使われる花の名前です)

ちなみにコレを文章にすれば下記のようになります。

テーブルは9卓用意しすべて円形のもの。各テーブルにはそれぞれ6人着座し、中央にはダリアをあしらう。なお、テーブルクロスは赤で統一する。

確かに文章としてはしっかりできていますし、意味も通ります。しかし、分かりやすさで言えば、箇条書きの方が上でしょう。

間違える可能性のある長い文章を書くぐらいなら、全て箇条書きにしてしまった方が、安心感があるというものです。

考えるのも楽なので是非取り入れてみてください。

関係する言葉を近くに置く

日本語は便利なもので、順番がバラバラでも意味が通ります。

赤く大きなテーブルの上のダリア」 という文章があった時、 「赤」と「大きな」はどこにかかっているでしょうか?
赤いテーブル」とも取れますし、「赤いダリア」と考えることもできます。「大きなテーブル」かもしれません。

日常会話ではなんとなくしゃべってしまう語順ですが、文章で書くと何通りにも取れてしまうやっかいな言葉遣いです。

この言葉遣いの勘違いを防ぐ方法は二つあります。

  • 文章を短く句読点で区切ること
  • 関係する言葉を近くに置くこと

「赤いテーブル」なのであれば「赤」と「テーブル」は遠くにおいてはいけません。 つまり「赤い大きなテーブル」という書き方は良くないんです。

そして、これだけではまだ勘違いする可能性があります。なので、句読点を打って文章を区切りましょう。「、」と「。」のことです。

「赤いテーブル、その上に大きなダリア」
「赤いテーブルの上に、大きなダリア」
「赤いテーブル。上に大きなダリア」

句読点を打つ位置がわからない、という人もいます。ですが上記の例文を見てみてください。どちらでも解釈は変わらないと思いませんか?

意味が区切れるところに「、」や「。」を打てば大丈夫です。

関係する言葉を近く、そして句読点で区切る。

簡単なので、忘れないでおきましょう。

数字を入れる

ここからはさらに勘違いを少なくする技法をお伝えします。

先程も出てきた「大きな」といった表現は捉える幅がかなり大きいとおもいませんか?

「大きな」テーブル、は人によって50センチぐらいから、2メートルくらいまでありそうです。場合によってはもっと大きくなるでしょう。個人の感覚で尺度が全く異なります。

これでは、関係する言葉を近くしたところで勘違いが起きる可能性があるんです。

そこで数字を使いましょう。

「直径2メートルのテーブル」

これなら間違いはほぼありえないですよね。

厳密にこっちでやる必要はないので、「50cmくらいの」とか「バスケットボール大の」と言う表現をするといいでしょう。

固有名詞(商品名)を使う

注文を確認する時には、必ず商品名を指定しましょう。

ウェディングの商品名は非常にわかりづらいものが多いです。フランス語が使われていたり、英語の小洒落た言い回しのタイトルがついている商品も少なくありません。

そのため販売側も商品説明の際には「この一番大きなアルバムは・・・」など、商品名を使わずに説明することもあります。

ですが注文の確定をする際には、必ず商品名を使いましょう

ありがちなやりとりとして「最初に説明してもらったやつでお願いします」のような言い回しがあります。これもあやふやさんを呼ぶ原因なので、やめることをおすすめします。

こそあど言葉を避ける

「こそあど言葉」
多分小学校で習ってますよね? 覚えていますか?

これ」「それ」「あれ」「どれ」の四つをまとめた言い方です。

何かを指示するときに使う言葉ですよね。
通常は「直前に登場したもの」を指すことが多いです。でも、人によって指している内容が違う場合が多いため、勘違いを呼ぶことが多い言い回しでもあります。

一般的に日本語では主語を略すことが多いです。
同じ言葉を繰り返すと「うざったい文章」になりがちなので、略した主語を「これ」や「それ」で代用するというわけなんですね。

しかし、結婚式の確認においては、うざったさよりも正確さを取りましょう。

「Aプランは〇〇でお願いします」
「Aプランは〜〜〜〜」
「Aプランは〜〜〜〜」

のように繰り返しになってしまっても構わないので、勘違いを最小限にすることが大切です。

結婚式の打ち合わせでは議事録を必ず残そう

7つのコツをお伝えしてきましたが、大前提として「議事録をとる」「確認をする」この2つを忘れないようにしましょう。

打ち合わせ内容は書面だけではありません。時には電話ですることもあります。直接会ってミーティングすることもあるでしょう。
打ち合わせの最中はメモが取りにくいこともあると思いますから、そこはお任せいたします。

ですが、打ち合わせ終了後には必ず文章に内容を起こしましょう。

「今日の決定事項は〇〇ですよね?」
「はい、そのとおりです」(返信)

このやり取りを必ずすることです。

少し面倒に感じるかもしれませんが、取り違えをなくすためには最も効果的な方法と言えます。

また、打ち合わせ内容を書き出すことは意外なメリットもあるんです。

それは、頭の中が整理されること
文章に起こすためには、内容が頭の中で整備されてなくてはいけません。なんとなくモヤモヤ把握していたことを具体的な言葉に置き換えていくことで、あなたの頭の中では打ち合わせ内容がハッキリしたしたものへと変わっていきます。

さらに、文章に起こしている途中で、意外な問題を発見したり、新しいアイデアが思い浮かぶ場合もあるでしょう。

結婚式をいいものにブラッシュアップしていくうえで、かなりオススメの方法なのでぜひ取り入れてみてください。

文章の勘違いをなくしてプランナーさんと良い結婚式を作ろう

いかがでしたか?

プランナーさんや各種業者さんとのやり取りの際、取り違えが起きないように今回紹介した7つのポイントに気をつけて文章を書いてみてください。

  • うまく書こうとしない
  • 文章は短くする
  • 箇条書きを多用する
  • 関係する言葉を近くに置く
  • 数字を入れる
  • 固有名詞を使う
  • こそあどを使わない

忘れないでくださいね!
いい結婚式ができるように応援しています。
KOBATONE 小林嘉明

yoshiaki-kobayashi

結婚式の写真屋さんをしています。小林嘉明(こばやしよしあき)といいます。KOBATONE(コバトーン)というブランドを立ち上げて写真を撮影しています。サイトを通してこれから結婚する人へ情報提供をしています。

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