今回お届けする内容はこちら
結婚式場や情報誌を見ていると「プロデュース」とか「プロデューサー」「ディレクター」
なんて言葉が出てくる事がありますね。
結婚式にプロデューサー?テレビみたいだけどなにそれ?
今回はそんな疑問を解決します。
お父さんやお母さんの時代の結婚式をみたことがあるでしょうか?
タワーのようになっている高いケーキにケーキカットして、
スポットライトで新郎新婦は照らされて、
入場時なんかにはドライアイスが演出で吹き出したりします。
80年代〜90年代あたりの結婚式はわりとこんな形式の結婚式が流行っていました。
日本はバブルでしたし、言ってみれば時代にマッチした形式だったといえるでしょう。
しかし実は最近、こういった形式の結婚式はあまりありません。
理由は単純で、最近の若い人たちからはウケなくなってしまったからです。
結婚式場は、結婚する世代の20〜30代に好まれるスタイルの結婚式というのを目指す必要があるのです。
結婚式には非常に沢山のものがかかわります。
いろんな形態がありますが、結婚式場での結婚式を行った場合、挙式と披露宴で決めなくてはならない項目は400を超えるときいたことがあります。
結婚式の形態がわからない人は以前の記事まずはここから!結婚式と披露宴の違いと様式まとめ2017で触れてます。見てみてくださいね!
飾る花、ドレス、アクセサリー、BGM、更には会場スタッフの雰囲気なんかも含まれると思いますが、
それらのテイストを揃えるのは非常に大変です。
そこで、その作業を代行しているのがプロデュース会社、というわけです。
プロデュース会社というのは、会社ですから、当然他社と競っています。
特色を打ち出し、他の会社との差別化をすることでより多くのお客様を獲得しようとしています。
例えば、ドレスが上質でデザインもいいと言うような方向性。
かっちりしたホテルのコンシェルジュのような接客がポイントの方向性。
フレンドリーで明るいスタッフの接客を得意としている方向性。
とにかく価格を安く、という方向性。
こういったセールスポイントをほぼ必ずプロデュース会社は持っています。
写真で例えると、世の中には写真の会社がたくさんあります。
でも、笑顔を撮るのが得意な会社もあれば、かっちりした撮影が得意な会社、車の撮影が得意な会社、接客がいい会社、いろいろです。
プロデュース会社は、自分たちが打ち出したい色に合った写真会社をみつけてきて、契約します。
そしてそこの商品をお客様に提示するのです。
セレクトショップみたいなものですね。
写真だけでなく、料理や、会場そのもの、ドレス、引き出物などの小物、ペーパーアイテムなどもすべて同じです。
商品を見ててブランド名なのか会社名なのかわからないけど名前がたくさん入ってる、という場合は大概この仕組があるために生じていると思っていいでしょう。
必ず、というわけではありませんが、
プロデュース会社が動かしている結婚式場での場合、
プロデュース会社に所属するスタッフがウェディングプランナーです。
新郎新婦一組に対しての計画を立ててくれるのが彼らの仕事ですね。
ディレクターも、実はあまり変わりません。
新郎新婦と話し合って結婚式の方向性を決める(ディレクション)する、という面を強調した呼び名だと思っていいと思います。
プロデューサーも一緒ですね。プロデュースする側面を強調している名前です。
会社によっては、プランナーとしか呼ばないところもありますし、
場合によっては両方存在して、プランナーのチームをまとめるのがディレクター、みたいな組織の場合もあります。
しかし、基本的には似たものだと思って差し支えないと思うので、結婚式の説明でわからなくなったらヒントにしてみてください。
古い結婚式から脱却しよう、というのは多くのプロデュース会社が共通して試みています。
そのため、より新しいものを、より新しいものを、という動きがあるので、新しい呼び名をつけたりします。
しかし、業界全体で規定があるわけではないので、同じ名前でも微妙に違う意味になったりします。
プロデューサーやディレクターもそんな流れの中にある言葉です。
みなさんが行く結婚式場ではどう呼ぶのかまではわかりませんが、今回の内容がわかっていれば理解の助けになると思います。
皆様のよりよい結婚式選びの参考になれば幸いです。
それでは、また。
KOBATONE 小林嘉明
This website uses cookies.