今回お届けする内容はこちら
なんで結婚式って写真を撮るのでしょう?
ぶっちゃけた話、写真を撮らなくても結婚式はできますし、写真を撮るために結婚するわけではありません。
でも、結婚式っておすすめで必ず写真がついてきますよね。
そんな疑問に今回は答えます。
あなたの結婚式の目的はなんですか?
そう聞かれたらなかなかスッと答えることは難しいのではないでしょうか。
でも、そこがいちばん大切です。
ドレスが着たい、友人が集まる場で楽しく過ごしたい、両親に感謝を伝えたい、大切な内容はいろいろあると思います。
それらを明確にしていくことが大切です。
もし、目的が明確になった上で、
大切にしたいことに合わないのであれば、写真は撮る必要がありません。
しかし実際には、たくさんの人が写真を撮ることを選びます。
理由はいろいろですが、実際に僕が伺った例で紹介しましょう。
こんな意見が多いですね。
さて、あなたはどうでしょうか?
ここからは写真を撮ってるカメラマンとして、そしてKOBATONEの意見ですが、
写真はひとことで言うなら「残すもの」です。
結婚式という、とても大切で重要なイベントを記録しておくことで「未来」に価値を持ちます。
「過去」を残しておいて、振り返ることができます。
言い方が難しく感じるかもしれませんが、とてもわかりやすいことです。
みなさんは自分でもやってるはずです。
ケータイで写メ撮ったり、プリクラ撮ったりしたものをあとでみんなで見ながらワイワイ騒ぐのって楽しいですよね。
SNSに写真をアップしたりして「いいね」をもらうとうれしいですよね。
これなんです。
人間は、記録することが大好きです。
「今」を「未来」に残すために文字を作ったり、音を記録する技術が生まれたりしました。
写真は、その中でもかなり優れたツールです。
文字だけじゃ伝えきれない内容を伝えることができます。
スマホのボタンを押せば簡単に目の前にある「今」を記録して「未来」へ保存しておけます。
これだけで楽しいのです。
そして、撮った写真を見て「過去」についてワイワイ思い出話をしたりします。
世界中でカメラ付きのスマホが流行ったり、インスタグラムが流行ったりしていることからもわかると思います。
写真を撮って、そして見ることが人間は大好きなのです。
今すぐ見ても面白い写真ですが、本当の価値はもっと先にあります。
私たちは日々変化しています。
自分自身は歳を重ねていきますし、それに合わせて見た目も変わります。
人間関係も変化するでしょう。
交友関係やつきあいが変化したり、子供が生まれたり、そして、別れもあるでしょう。
それらを経て、あとから振り返ったときにこそ、写真は本当の価値が生まれます。
あなたの子供が結婚するときに、あなたの結婚写真を見てください。
きっと、結婚直後とは違った価値が見えるはずです。
もし、あなたが現在、写真を撮るかどうかで悩んでいるなら、
上に書いたことを想像してほしいのです。
なぜなら、「今」は写真の大切さがわかりにくいからです。
「後」にならないとわからないのです。
ただし、そこまで考えて、必要ないと思えるなら撮らないでいいと思います。
望まない写真を残す必要はありません。
それはむしろ良くない思い出になってしまう可能性があります。
プロに依頼するならなおさらです。
例外もありますが、プロは残すべき場面を必ず残すように撮影します。
依頼されたからには、大概の場合、あなたが乗り気でなくても撮影をしなくてはなりません。
あなたが本当に撮りたくないと思っているなら、それは苦痛になってしまうでしょう。
僕はそんな状態は健全ではないと考えています。
結婚式場の押しの強い販売に押されて、撮りたくないけど注文してしまった。
という場合も実際にあるのです。
カメラマンは一日新郎新婦とずっと一緒にいて撮影をします。
深く関わるからこそ、「撮られたいと思っている人を撮る」ということが健全だと思います。
写真は「何を残すか」が大切です。
それは、あなたの大切にしたい部分であればあるほど未来での価値が高まります。
つまりは、「結婚式で大切にしたいこと」を明確に結婚式を組み立てることが重要なのです。
カメラマンは、それを残す手伝いをします。
*念のため注釈
世の中の全てのウエディングフォトグラファーが今回話したような価値観を持っているわけではありません。
会社ごとに異なる価値観を持っていますし、大切にしています。
写真会社を選ぶときは気にかけてみてくださいね。
選ぶときのコツなんかも今後載せたいと思っています。
今回はKOBATONEの写真に対する考え方をベースに皆さんの参考になれば、という趣旨です。
あなたの結婚式選びの参考になれば幸いです。
KOBATONE 小林嘉明
This website uses cookies.