せっかく選んだドレスです。結婚式当日はちゃんと写真に残しておきたいですよね。
「お気に入りの髪飾りが写真に残っていない」「ベールを付けた状態の写真がない」
お色直しや、小物チェンジのタイミングを間違えると、そんなことになるケースもあります。そこで、今回は実際に気をつけるポイントを紹介しますね。ちなみに、ここでいう「小物」とはベールとかブーケなどのことです。お色直し等で変えてしまうものを中心に話しますね。
今回お届けする内容はこちら
お色直しは知っていますか?
結婚式当日に衣装を2着着る場合の「着替え」のことを指す言葉です。お色直しをしてしまうと、当然、先に着ていた衣装の写真はもう撮れません。また着替えるなんて無理ですからね。そのため、撮りたい小物がある場合はそのタイミングに注意しないといけないのです。特に、身につけるタイプのもの。
などです。これらの小物は衣装とセットになっているので着替えると戻せません。そのため、着替える前に計画的に撮影できるようにしておくことが大切です。
そのために、着替えと写真撮影のタイミングを把握しておくことが重要になります。
まず「どんな写真に残すか」考えましょう。ひとくちに「写真に残す」と言ってもいろいろな撮り方があります。ここでは大まかに分けた2つの状況で説明しますね。
写真を撮影している状況を2つに分けると下記の種類があります。
の2種類です。「自然な写真」とは下記のような写真。
イベント中や挙式中を撮影するような写真です。カメラマンは新郎新婦に声をかけることができないので、基本的にその場で起こっている内容を記録するスタイルになります。
次に「カメラマンが指示できる写真」です。
立ち方などいろいろな内容を新郎新婦に声をかけ、指示をしながら撮影しています。カメラマンが動きをコントロールできるので、しっかりした撮り方で撮影が出来ます。そのためキメキメの写真はこっちの撮り方でとります。プランナーさんや会場に時間と場所を確保してもらって撮影します。余談ですが、前撮りなんかもこちらの撮り方ですね。
まずは撮影してほしい、というのがどちらのタイプの写真なのか、明確にしておきましょう。
2つの写真撮影にはそれぞれタイミングがあります。
挙式中、披露宴中は常にこの状態です。
二人きりで撮影できるタイミングでしか撮影ができないので
の3つのタイミングで撮影をします。とても時間が短いことが多く、長くても15分程度が目安です。全部必ず実施できるというわけではなく、当日の時間の具合によって時間調整がされたり、削られたりします。特に再入場前の写真は時間の都合でカットされます。最低でも、それぞれの衣装で1回ずつは確保するように調整されます。
稀にですが、この確保をしないプランナーや会場もいます。念のため「この人忘れそうだな」と感じたら一言言っておきましょう。
さて、気づきましたか?
最初の衣装で撮影できるのはなんと1回だけなんです。そのため、この部分を注意する必要があります。実例をあげますね。
ベールをつけた花嫁って憧れですよね。挙式の際はこの状態で出たいもの。でも、ベールがないのも素敵です。そこで、よく行われるのが披露宴の入場までの間にヘッドパーツや小物のチェンジです。着替えるよりは短時間で、印象をガラッと変えることができます。おまけに両方楽しめるというお得感のある方法なんですが、変えた後の小物を撮影するタイミングがないんです。
正確には「カメラマンが指示して撮影できるタイミング」がないんです。
小物を変えたら即入場、披露宴前半を楽しんで、披露宴会場から出たら即着替えです。僕はタイミングがあれば披露宴中にちょっと声かけて撮影したりしますが、なかなかそのタイミングもありません。基本的に友達やゲストがひっきりなしに来てワイワイしてるので、そんな隙間すらないことが多いです。
ちなみに、自然な写真でよければ下記のような感じで撮れる可能性は高いです。
事前に依頼しておくとか、その場で声かけて「撮ってください」と伝えれば確実ですね。
カメラマンに指示して撮ってもらいたい場合、タイミングは披露宴会場の外にいるときです。オススメは中座(お色直しのための退場)のあとです。着替えは新婦の方が時間がかかるので、別々に中座します。先に新婦が中座して、直後に新郎が中座します。先に着替え始める為ですね。そのため通常、カメラマンは新婦の中座を撮影したあと、すぐに新郎の撮影に行かなくてはなりません。けっこう時間差ないんですよ。
パーツチェンジした小物が撮影したいなら、プランナーさんにお願いして、このタイミングで小物を撮影するだけの時間分、新郎中座を待ってもらうようにお願いしてみましょう。あんまり時間をかけてしまうと予定が押してしまうのであくまで短めですが、言っておかないと撮影は難しいです。先程の写真のように自然に撮影することもできますが、確率的に確実ではないです。時間の確保ができればより確実なので、要望があるならちゃんと伝えておきましょう。
もちろん、カメラマンのスタイルや会場の状況にもよりますから、事前に相談できるならしておきましょう。
1,撮りたい写真が下記のどちらかを明確にする
2,そのうえで、要望を伝える。
以上を意識すれば、かなり正確にカメラマンやプランナーに伝えることができます。カメラマンは「撮って欲しい」と言われた時に、どんな写真を求めて言われているのかわからないことがかなりあります。かっちりと自然を伝え分けるだけでかなりわかりやすいと思いますよ。
それでは、あなたの結婚写真選びの参考になれば幸いです。
KOBATONE 小林嘉明
This website uses cookies.