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夫婦喧嘩を根本から減らす!カップル相性に重要な「愛着スタイル」で対策!

夫婦喧嘩、めんどくさいですよね。

「喧嘩するほど仲がいい」なんて言いますけど、喧嘩してる最中はそんなこと考えてられません。 できればそもそも喧嘩なんてしないようにしたいわけです。 そこで今回は、カップルの相性を重要に決める「愛着スタイル」について紹介。 ぜひ参考にしてみてくださいね。

今回お届けする内容はこちら

愛着スタイルで夫婦仲が決まる…?

愛着スタイルとは「他人との接し方」をタイプ分けしたもの。性格とは違います。

もちろん性格の影響を多少受けるのですが、あくまで他人との関係を軸に考えた性質です。

よく「人見知り」とか「人懐っこい」なんていいますよね。要するに、人間って他人に接するときのスタイルに定番が何種類かあるんです。

もちろんこれはカップル間でも成立するので、2人の相性に重要な事は想像しやすいでしょう。

実は心理学の世界でも、愛着スタイルと夫婦の関係について研究されていたりするんですよ。

愛着スタイルとは

ではまず、愛着スタイルについてサクッと知っておきましょう。

簡単に言えば、対人方法を3つのスタイルに分割する方法です。 代表的なタイプは下記の3つ。

安定型

一番人付き合いが上手なタイプ。 自分に自信があり、他人も信用している。 親密な関係が作りやすい性質を持ちます。

回避型

他人をあまり信用せず、距離をおこうとするタイプ。 余計な期待をすると裏切られたりするので、そもそも他人に期待しないようにします。

不安型

不安にとらわれてしまうタイプ。 ひょっとしたら嫌われているかも? 裏切られているんじゃないか? みたいな思考にとらわれてしまうことが多い。

他にも組み合わせや分割で5種類に分ける方法などもありますが、基本この3つを覚えておけば充分です。

愛着スタイルはちゃんとした心理学

愛着スタイルってなんだか女性誌の占いコーナーにて出てきそうなネーミングですよね。 初めて見た時は僕もちょっと怪しいなと思ってしまいました(笑)

ご安心ください。心理学の世界ではきちんと研究されているジャンルです。

心理学者のジョン・ボウルビィが1960年代に提唱した理論で、その後発達心理学者メアリー・D・エインスワースが発展させました。

幼少期の親との接し方が対人スタイルに影響を強く及ぼす、というのがこの理論のメイン。

確かに、小さい頃は家族しか世界がないので影響が大きそうなのはうなずけますよね。

恋愛では『安定型』を目指そう

人付き合いにおいては、安定型が最強。それ以外の2つは比較的苦労することになってしまいます。

なので恋愛においても、基本は安定型を目指すのがベスト。

先日書いた記事『相手の性格よりも9倍大切!カップル満足度をアップする科学的秘訣!

』でも、カップルの相性を左右する個人的な資質として「愛着不安」と「愛着回避」ってものが出てきましたね。今回紹介している不安型と回避型のことです。

更に下記の研究では、愛着スタイルと相性に関する内容も紹介してくれています。

Experiencia sexual, estilos de apego y tipos de cuidados en las relaciones de pareja

要約すると非常にシンプル。『回避型と不安型の組み合わせが危険』って内容なんですよ。

まあ分かる話で、 不安型と回避型の組み合わせは下記のようなやりとりになるわけです。

不安型「ひょっとして浮気してない?」
回避型(うわ、めんどくさい。距離置こう)
不安型「黙ってるとか余計怪しい!本当は私のこと嫌いなんでしょ?」
回避型(落ち着くまで時間稼ぎだな)


以降無限ループ

多少デフォルメしましたけど、似たようなやり取り見たことありませんか? ありますよね?

ひたすら疑う人と、説明するのすらめんどくさい人がセットになると、悪循環しか生まないわけです。これは想像しやすいですよね。

でも安心してください。研究によれば、やばいのは不安型と回避型がセットになった時だけらしいので、どちらか片方が安定型なら問題ありません。

意識して行動することが大切

『でも、愛着スタイルって小さな頃の環境が作ってしまうんでしょ。じゃぁ、努力しても変わらないんじゃないの? パートナーと自分が不安型と回避型のセットだったらどうしようもないってこと?』

そう考えてしまうのもわかります。

実際、愛着スタイルを変える事は結構難しいみたいなんですね。 ただ、不可能ではありません。

Is Virginia for lovers? Geographic variation in adult attachment orientation

上記論文では『住む場所で愛着スタイル変わるんじゃない?』ってデータが出てて興味深かったです。なので環境を変えてみるのもアリ。

それとなにより、大切な事は行動。 たとえ自分が不安型でも、 安定型っぽい立ち振る舞いを意識して行動するだけでも違ってきます。そのような行動指針として参考にしてみると良いでしょう。

100%固定の人間はいない

この手の心理分類に総じて言えることですが、『100%〇〇型』といった事はほぼありません。

例えば僕も普段は回避型が強め。 しかし仕事中は安定型の傾向が強くなります。妻と居るときも安定型に近いですね。

このように、シチュエーションや場面に合わせて人間はキャラクターを切り替えるもの。 心理学の世界では『インナーパーソナリティー』と呼ばれたりもしますね。

なので、『パートナーと過ごしているときは安定型を目指す』みたいな使い方でいいんじゃないでしょうか。頑張りすぎると疲れちゃいますしね。

たとえば不安型の人は、「ひょっとしたら嫌われてるかも?」と不安になったとき、「あ、これは不安型の癖だ」「もし安定型ならどうするだろう?」と意識するだけでもかなり違うはずです。

少なくともどちらかが安定型で居られるように目指してみよう

というわけで、 愛着スタイルとカップルの関係性について見てみました。

答えはシンプルで「なるべく安定型がいいよ」と言うだけです。

何かしらトラブルが起きそうになった場合、どちらかが安定型に近い対応ができるように心がけてみると良いのではないでしょうか。

参考まで

追伸 なお当ブログでは知識や考察の共有を目的としております。 医学的な診断をするものではありません。対人関係に本当に悩んでいる人は専門医にかかることをお勧めいたします。

yoshiaki-kobayashi

結婚式の写真屋さんをしています。小林嘉明(こばやしよしあき)といいます。KOBATONE(コバトーン)というブランドを立ち上げて写真を撮影しています。サイトを通してこれから結婚する人へ情報提供をしています。

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