関係性を悪くしたい人なんていないもの。 誰もが仲良しの秘訣を知りたいですよね。 実は科学の世界でもカップルが仲良くいられるための秘密を探っていたりするんですよ。
今回は11,196組のカップルからデータを収集した大規模な研究を紹介します。規模がかなり大きいので信用度もそこそこ高め。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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衝撃。相手の性格ってそんなに大切じゃないんです。
今回の研究によれば、全体の5%位しか影響力がないみたいなんですよね。「性格が大事だ」なんてよく言いますから、直感に反した結果と言えるでしょう。
厳密には性格だけじゃなくて、収入や生活満足度、性別、人種、愛情の強さなんかも含めた条件になっていて、「相手のパーソナリティ」くらいに捉えておくといいかも。
じゃあ何が大切なの? と言う話をするためにも、今回の実験について紹介しておきますね。
今回の実験は上記の論文。
かなり大掛かりな実験です。11,196組 のカップルを対象とした研究データを収集して『カップルの関係を予想する要素ってなんなの?』って調査をしたんですね。 人間の力だと無理なので、機械学習を使ったそうです。
科学の論文はサンプル数が多いほど信用度が高いといえますので、かなり参考になる部類の論文だと思います。 参考にしてみるのはアリなんじゃないでしょうか。
実験の結果、 カップルの満足度に最も大きく影響する要素は『2人の関係性』であることがわかりました。なんと45%も影響度があるそうで、相手のパーソナリティよりも9倍影響力があることになります。
2人の関係性なんて言われてもちょっとわかりにくいですよね。 具体的には次の要素。
具体例でもまだわかりにくいかもしれませんね(笑)
要するに、
ってことです。相手がいないと出来ないことばかり書いてあるでしょう? ひとまずそんなイメージでつかんでもらえれば良いかと思います。
実験ではこんなこともわかっています。
『自分のパーソナリティーの影響度は19%』
パーソナリティーとは先程と同様、性格や財力、愛情の強さなど様々な要素を含めたものだとお考えください。
相手のパーソナリティーの影響度が5%だったことを考えると、 自分自身の影響力の方が4倍も大きいことになります。
つまり、関係を良くしたいのであれば、相手を変えようとするよりも自分を変えたほうが4倍も効果的。相手に「どうして変わってくれないの?」なんて言うよりも「私が成長するんだ!」ってほうがいい、ってことですね。
なんだか納得。
2人の関係性が最重要なのは間違いありません。とは言え、 個人のパーソナリティーの中にも影響しやすいものがあります。 研究では代表的なものを挙げてくれていたので、紹介しておきますね。
研究なので難しい単語が使われていますが、「例」の方を見てもらえればニュアンスが掴めるでしょう。
上記の要素に問題を抱えていると、パートナーとの関係に響きやすいので要注意、くらいに思っていただけると良いかと思います。
恋愛に限らず、個人としても気をつけたい内容になってますね。ざっくり言えば『メンタルをいかに安定させるか』が重要ってところ。心がけていきたいっすな。
逆に、満足度に影響しない要素もあぶり出されておりました。下記に紹介しますね。
どうやら同棲しててもしてなくても満足度には影響しないみたい。2つ目は、この調査そのものが「カップル全般」を対象にしてるので、「婚約済み」と「デート中」の場合があるんですよ。その2つの間で差は見られなかった、って意味です。
子供が居るかどうかは満足度に関係しない、ってのはこの前別記事でも紹介した通り。やっぱりあんまり影響ないんですね。
なので満足度を上げようとして同棲を迫ったりしても無意味に終わる可能性高そう。未婚でも結婚済みでも変わらないので、無理に入籍する必要もなさげですね。
このあたりで責任感じてしまう人は安心材料にいいかと思います。
『現在の満足度に関連する要素はわかったが、未来の関係性が予想できるような要素はわからなかった』
上記も大切な結果として書いてありました。
じゃあお先真っ暗なの? って考えちゃいそうですけど、当然違います。
未来と言えども、現在の積み重ねです。常に現在しか生きていないわけですから、『現在の満足度が高くなるように努力し続ける』というのが関係性の維持に重要になるのではないかと。
まとめますと、カップルの満足度に関わる度合いは下記の関係になります。
しかも、2人の関係性のほとんどは「自分が相手に対してどう考えているか」です。特に「感謝」は先日の記事でも書いたとおり効果的ですので、積極的に取り入れていきたいところ。
超要約すると『自分のメンタルを安定させ、相手を思いやる』ことが最重要という、なんとも当たり前な結果に落ち着きました。
とはいえ内訳もわかる重要な研究だったと言えます。是非参考にどうぞ。
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