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食事にこだわって披露宴をレストランにしたいけど、結婚式をすると別の場所になってしまう。とお悩みのあなた。最近は披露宴の中で挙式をしてしまうスタイルがあるのを知っているだろうか。ひょっとしたら、一緒にやってしまえばあなたの悩みは解決かもしれない。今回はそんな宴内挙式について紹介する。
昔から結婚式は、挙式をしてから披露宴をする、というのがお決まりのパターンだった。しかし最近は多様な需要に合わせて様々なスタイルが選べるようになっている。今回の宴内挙式というのは、披露宴の席についた状態で行う挙式だ。実際にこの形で注文する人もそこそこいるため、ウエディング業界では「宴内挙式」と呼んでいる。
さらに、そのうちのほとんどの人が人前式の形態をとることが多いので、「宴内人前式(えんないじんぜんしき)」と呼ぶ場合が多い。
人前式やその他の挙式についてはまずはここから!結婚式と披露宴の違いと様式まとめ2017に記載したのでわからない人は読んでほしい。
宴内挙式は、以下のようなメリットがある。
移動は大変である。新郎新婦はドレスやタキシードでの移動になったり、和服の場合も非常に重たい。また、ゲストもご高齢な方のいる場合もあり、なかなか移動をお願いするのも気を遣う。これが同じレストラン内で済むとなればかなり楽なのは確実。
列席するゲストは披露宴会場における自分の席で参加ができるので、とても楽だ。場合によっては飲食しながら挙式をする場合もある。
挙式と披露宴を別々で借りれば当然両方のお金が発生する。移動費もかかる。それに対し、一箇所で完結するため比較的料金は抑えやすいだろう。挙式時間分長く借りれば延長料が発生したりする場合もあるが、挙式を別で払う料金よりはリーズナブルにしやすい。
時間のコントロールというのは結婚式でとても大切だ。ゲストへのおもてなしという意味でも、予定時間を超えてのパーティや、あまりに長い待ち時間というのは良くない。例えば、遠距離で来ているゲストなどは、帰りの新幹線に乗れるように帰らなくてはならないからだ。
さらに、時間にシビアな会場では延長料が発生したりする場合もある。これは会場だけではなく、写真や司会なども延長料が発生するのでなかなか大きい金額になる。
挙式会場からの移動をした場合、交通状況によって披露宴会場に到着できる時間は左右される。なので、予定を組むときには挙式が終わってから披露宴が始まるまでに余裕を持たせる場合が多いのだが、この調整が非常に難しい。長ければ待ちぼうけになるし、短いと間に合わないこともある。その点、宴内挙式は移動がないので時間は読みやすくなってくる。
反対に、気をつけたい点もある。
挙式から披露宴までずっと同じ場所にいるので、写真は背景がかわらない。イベントはあるので、一応違った写真ではあるが、場所ごと変わるような印象の変化がない、というニュアンス。
挙式と披露宴の間に新郎新婦はちょっと休憩できる場合が多いですが、そのタイミングがありません。新郎さんはその間で披露宴の挨拶の練習したりしてる場合が多いので、念入りに練習したい方は注意。ただ、そもそも移動などが少ないので、体力的には他のタイプの挙式よりも疲れにくいものだと思います。
会場にもよりますが、挙式の内容を確認するリハーサルが当日にある場合もあります。同じく披露宴の余興でリハーサルを必要とする場合もあるでしょう。そういったリハはだいたい挙式と披露宴の間で行っていたりするので、タイミング調整が必要になります。基本的に会場側やプランナーさんがやってくれますが、自分たちへの時間の影響もあるので知っておくといいです。
宴内で挙式をする場合というのは基本的にレストランなどが多いため、貸し切っている部屋以外での撮影は難しくなってしまいます。他にお客様がいたりしますからね。もし、写真にバリエーションをつけたいのであれば、近くで写真が撮れる場所がないか調べるのもいいでしょう。もちろん、雨の場合もありますから、その対策も考えられるとバッチリですね。移動時間もかかりますから、プランナーさんや担当さんとちゃんと相談して可能な範囲内になります。
また、衣装を着ての徒歩移動は大変なので、徒歩の場合はせいぜい300メートル以内くらいで考えましょう。それより遠いならタクシー移動です。
さらに、撮影に許可の必要な施設や、そもそも撮ってはいけない場所などもありますので、場所の希望があればプランナーさん等に確認してもらうといいでしょう。
というわけで、宴内挙式がどんな人におすすめかまとめましょう。
最後の1つは、時間調整次第ですが、比較的レストランだと食べる時間がちゃんとある傾向にあるように感じます。他の場合はゲストに常に囲まれていて食事が出来ない新郎新婦がほとんどです。料理にこだわったら自分たちも食べたいですしね!
という感じで、今回は宴内挙式のご紹介でした。
結婚式選びの参考になれば幸いです。
KOBATONE 小林嘉明
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