リングガールの常識

リングガールの年齢は?2人でやってもいい?大人でも大丈夫?体験談を交えて基本から解説。

リングガール、知っていますか?

結婚式のイベントでは定番化している物の1つで、親戚に小さいお子さんがいる場合には高確率で実施されています。内容は、挙式中、小さな女の子が新郎新婦の指輪を運んできてくれるセレモニーです。もちろん、男の子のケースもあります。うまくいけば、非常に可愛らしいイベントです。しかし反面、子供にプレッシャーのかかる内容でもありますから、いろいろ注意が必要になります。他にも、「大人がやっていいのか?」「何歳くらいまでなのか?」「人数はどれくらいなのか?」疑問はありますよね。今回は、そんなリングガールに関する疑問を解決していきましょう。

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リングガールが小さい子なのは定番だけど、思い込みでもある

リングガール

リングガールに最も最適な年齢は4〜11歳くらいと言われる事が多いようです。実際、ネットを検索してみると多くの方がそういった意見を持っているようです。しかし、ハッキリいいましょう。それは「思い込み」です。ちょっと考えてみてください。親戚や友人の子供で、都合よくその年齢の子供がいますか?普通はいないですよね。ましてや、リングガールをやってもらうために、その年齢の子供がいる家を狙って招待するなんて考えはズレています。

リングガールはよくわからないけど、子供にとっては大役

「絶対に指輪を落とすなよ!」

「ちゃんと歩きなさい!」

「大事な役なんだからね!」

結婚指輪って大切なものです。でも、子供にそんなことを理解しろと言ってもなかなかわかるものではありません。10歳くらいの女の子になれば「結婚」に憧れたり、可愛いドレスが着られることへの喜びがあったりするケースもあるかもしれません。しかし、結婚式なんて子供からすれば基本的に「緊張するばかりでよくわからないイベント」だと思います。知らないたくさんの大人に見られて、緊張して、なんだかよくわからないけど「絶対に落としてはいけない」ものを運ばされる。そんなイベントです。

ちょっとした配慮が大切

ちょっと否定的なことを書きましたが、リングガール自体を否定するつもりはありません。大人がちゃんと「わきまえて」実施することが大切だと思うのです。子供が失敗しても許せる。楽しんでゲーム感覚で参加できる。そういった配慮が必要だと考えます。子供にもちゃんと人格があります。尊重してあげてください。でもまあ、性格によっては、そういう目立つことが好きな子であれば楽しんでやってくれるかもしれません。もし、依頼するならその子供の性格や、周りのオトナの雰囲気を考慮してあげたいものです。

リングが落ちないような箱にする

たとえば、リングが落ちてしまわないようにちゃんと蓋の閉まるような箱に指輪を入れてもいいでしょう。それでは指輪が見えないじゃないか、という場合はリボンでちゃんとリングピローに指輪を縛るようにしましょう。いずれにしても、ゲストの視線は指輪よりも子供の表情や動きに向けられます。指輪が見えるかどうかはあまり気にしないでいいと思います。

叱らない。強要しない。

怒らない

「結婚式は大切なイベントで、絶対に失敗できない」そう考えるのは大人だけです。特に、リングガールを任された子の親が新郎新婦の友人だった場合は、そういった考えが強くなると思います。要するに、必要以上に気を遣ってしまうわけです。「友人に対して、縁起が悪くなるようなことは起こしたくない」といった具合に。しかし、何度もいいますが、子供にそんなことは関係ありません。失敗しても怒らないであげてください。

新郎新婦自身も、結婚式への夢が強すぎると「こうじゃなきゃいけない!」という強い思い込みが出てしまいます。注意が必要です。あくまで、「自分達の勝手でお願いしている」のです。子供に当たってはいけません。

ハプニングも笑って許してあげる。無理そうなら代案を用意する。それくらいの気持ちで臨みましょう。

大人でもリングガールをしていいし、二人でも問題ない

リングガールは別に年齢制限があるわけではありません。欧米ではブライズメイドがその役割を担ったりしますし、特にカッチリと決まりがあるようなイベントではないのです。ここからは、実際に僕が結婚式で見た実例を紹介しましょう。

出会いのきっかけになった友人(大人)がリングガール

意味を大切にするなら、これもオススメです。二人の共通の知人であるとか、出会いのきっかけになったような人をリングガールの役目にするのです。実際、大人の女性がリングガールをしているのも何度か見たことがあります。リングを手渡す時に一言添えたりもできますし、感動的で意味のある、とってもいい結婚式になります。

姪っ子が2人でリングガール担当

リングガールは2人でもいい

それなりに大きい子でも、ぜんぜんおかしくありません。さらに、2人いても問題ないんです。写真は他のお客さまなので、イメージ写真として見ていただきたいんですが、全然おかしくないですよね?むしろ、こんなことでブーブー文句を言うような人間がいたら、結婚式に呼ばないほうがいいと思います。実際、コレくらいの年齢の子になると「かわいい」「美人さんだ〜」なんて声が客席から聞こえますし、全然心配いりません。

新婦の母がリングガール!

こんなこともありました。新婦の母がやるイベントといえば「ベールダウン」が有名です。しかし、お母様のキャラもいろいろです。緊張するし、堅いイベントはしたくない。そんな意見もあります。そこで、ベールダウンではなく、リングガールを新婦の母がやったのです。アナウンスも「リングガールは・・・まさかの!新婦母です!」と言ったようなちょっとおもしろい感じでの案内。実際、会場全体がまさかの展開に笑いに包まれていました。とっても温かい、いい展開でしたね。

リングガールは誰がやってもOK、意味を大切にしよう

いかがでしょうか。結婚式で大切なのは「意味」や「気持ち」です。リングガールはとっても嬉しいイベントですが、子供に無理をさせたりすることに意味はありません。有意義な結婚式のために、誰にやってもらうかを見直すのもいいかもしれませんね。

KOBATONE 小林嘉明

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