結婚指輪は前撮りに必要?どれくらい前に用意すべき?その理由

「あれ?」

「うそ?そんなに時間がかかるの?」

「それって間に合わないんじゃ・・・・」

プロポーズが終わって、結婚に向かって準備を始める二人。忙しい仕事の合間を縫って準備を進めますが、そうなると億劫になりがちなのが「大きな準備」。

大きな、とは、金額が高価だったり、意味合いが重い物だったりするもの。例えば、お互いの家に挨拶に行ったりするのはとっても緊張しますよね。そういうイベントはスキマ時間で準備するにもなかなか気合が必要で、後回しにしてしまいがちです。

そして、その1つが『結婚指輪』ではないでしょうか。

大切なものだとわかっているから、ちゃんと選びたくて後回しにしがちです。ブランドはもちろん、材質やデザインを選べることや、金額が高くなりがちなところがそうさせるポイントの1つです。

でも結婚指輪って、実は前撮りにあるととってもいいアイテムなんですよ。意外と知られていませんよね。今回は、そんな結婚指輪と前撮りの関係を紹介していきますよ。

結婚指輪は作るのに時間がかかる

プロポーズ

指輪はそんなにめったに買うものではないので、ほとんどの場合「初めて」作りますよね。誰でもおそるおそる指輪屋さんに入るものです。・・・そして、びっくりするのが案外時間がかかることです。

結婚指輪にはデザインが出来上がっているものから、オーダーメイドするタイプまで様々な物があります。また、最近はリングの内側や側面にお二人の名前を入れたりする「刻印」も流行っています。

それらの内容によって時間は変わりますし、さらに指輪屋さんの人気度、混雑具合によって「待ち」が発生する場合もあります。

結婚指輪の制作は長いもので半年程度かかる

具体的には、短いもので「ひと月」程度。長いもので「7ヶ月」くらいです。

また、これは注文してからの時間ですから、お店に行ってデザインのやり取りなどが発生する場合、その期間がさらに上乗せになります。半年以上かかるケースはレアですが、僕が撮影したお客様に聞いてみた経験では平均して5ヶ月程度はかかっている印象です。

プロポーズしたらすぐ結婚指輪を買うくらいが良いかも

最近は出会ってから半年で結婚、なんていうことも普通にあります。結婚式は動き出してから7ヶ月程度かかりますし、指輪も時間がかかります。結婚を決めたら比較的すぐに作ってしまっても良いのかもしれません。

前撮りやフォトウェディングには必須と言っていいアイテムです

そして結婚指輪は前撮りでも「あるといい」アイテムの代表格です。せっかく写真を撮るならドレスや小物と一緒にバッチリ揃えるのがオススメです。特にフォトウェディングは、「写真を撮りながら二人だけで結婚式を行う」イベントなので指輪がとっても重要です。フォトウェディングを考えている方はぜひ準備をしておきましょう。

前撮りでは結婚指輪が大切な意味を持ちます

前撮りは写真を撮るだけのイベントではありません。前撮りを通して、二人に思い出を残してもらうものだとも思っています。少なくとも僕は。

前撮りでは公園など、二人だけのロケーションで撮影をしたりしますが、そこであらためて結婚指輪を贈り合うイベントをやってもらうこともあります。本来は結婚式当日に教会などで牧師先生に仕切ってもらい、ゲストたちの目の前で行うものですが・・・これがなかなか緊張します。失敗したくない気持ちで「次の動きはなんだっけ?」といったところに意識が行ってしまい「左手ってどっちだっけ?」なんてことにもなります(笑)

指輪交換

僕は実際に緊張して中指に指輪を入れた新郎さんを知っています。その場で新婦さんに「薬指そっちじゃない!」ってツッコまれて教会中に笑いが起きていました。そこで緊張が解けたようで、そこからは非常に和やかな進行でした。あとで新郎さんに話を聞いたら「それより前の記憶がない」って言ってました。それくらい緊張するものです。

前撮りでは結婚式本番よりもリラックスして行えますし、二人だけなのでちゃんと自分たちの気持ちに向かい合って指輪交換ができます。中には、気持ちが高揚して泣き出してしまう新郎新婦もいるくらいです。

そう、チャペルで行う結婚式本番とはまた違う魅力があるんです。愛は何度誓ってもいいじゃないですか!

結婚指輪で写真のバリエーションが増えます

上に書いた意味も大切ですが、写真はそれなりのバリエーションが欲しいものですよね。結婚指輪があると、構図のバリエーションがかなり増えます。例えばこんな感じ。

指輪交換

普通の指輪交換とか

指輪交換だけ

こんな感じの結婚指輪だけのイメージも撮れます。普段から着けている指輪だと「年季」が入っていていい感じになったりもしますよ。他にも

結婚指輪と親指に顔

こんな感じのカットを撮影することもできます。

指輪があるだけでカットのバリエーションが増えるので、指輪はぜひ揃えておきたいアイテムなのです。

結婚指輪は二人の愛を象徴するもの

結婚指輪はわかりやすいシンボルです。知らない人でも、見ただけで「あー、結婚したのか!」ってわかるものですよね。写真を撮る上でも意味をつたえやすいアイテムです。ベールやドレス、ウエディングケーキに続いて「結婚式を感じられる」アイテムだと思います。

そして、結婚式のアイテムの中でも「ずっと身につけている」ものなので本人たちにも意味が強いアイテムです。

まとめ:写真を予定しているなら早めに作ろう

いかがでしたか?

結婚式本番だけではなく、前撮りやフォトウェディングにも重要な「結婚指輪」。あるととってもいいので、ぜひ早めに作ってみてくださいね!

KOBATONE 小林嘉明

動画もどうぞ!

年賀状に結婚写真を使いたい人必見!撮影時期と方法まとめ

年賀状用に結婚写真がほしい。そう思っている方も多いのではないでしょうか?特に年末に結婚したなら、その少し後に報告したい。という感じで、タイミング的にも狙いたいところだと思います。しかし、結婚写真は撮影したらすぐにもらえるものではなく、「仕上げの時間」というものがかかります。注意しなくては、年賀状に間に合わない、なんてことにもなりかねません。そこで今回は、年賀状用に結婚写真を使用したい場合の方法と、間に合わなそうな場合の対応策についてお伝えしますよ!

結婚写真の納期

結婚写真は撮影から納品までだいたい3週間ほどかかる場合が多いです。もちろん、すべての会社がそうではないので、確認が必要です。しかし一般的に、「データのみ」で仕上げても3週間が業界的な平均値だと思います。

データとは写真のことです。詳しくは”

結婚写真のデータとは?素朴な疑問を解決

”で触れています。

年賀状を作る時期から逆算する

ということは、年賀状を本当に年末ギリギリに作ったとしても、12月の頭には撮影をしていないと無理です。年賀状を作る時間を考えたら、11月中というのが妥当な期限と言えるでしょう。

11月は超繁忙期

日本における結婚式が最も盛り上がるのは、10〜11月のシーズンです。どの結婚式場も「てんやわんや」になります。フォトウエディングなどの写真だけを扱う場合も、気候的に安定しているためこの時期が非常に人気です。つまり、何がいいたいのかというと「予約は早めにしなくてはいけない」ということです。

更に逆算して、申込みはいつ頃すべきか?

挙式披露宴を全部やるなら半年以上前が目安

結婚式というのは準備に時間がかかるものなので、かなり前もって準備をする必要があります。平均的に7ヶ月程度は見ておいたほうがいいでしょう。ごくごく稀に、3ヶ月等の短いケースもありますが、ほとんどが「家族の体調を考慮して短くした」とか、そういった事情です。普通に時間をかけてちゃんと準備するなら、半年以上かかると思いましょう。

挙式のみは3ヶ月以上前

挙式だけを行うような場合はもっと短くすむ場合が多いように感じます。手配内容が少ないためです。挙式前3ヶ月程度で予約する人も多いです。あくまで目安なので、実際ははプランニング会社や、神社などの仕組みに左右される部分です。かならず確認が必要になります。もちろん、早ければ余裕ができますから、早いに越したことはありません。

フォトウエディングも3ヶ月以上前にしましょう

フォトウエディングも同様です。3〜2ヶ月前には予約をしていたほうがいい場合が多いです。というのも、近年人気があるフォトウエディングは、件数も多く、人気の会社はすぐに予約が埋まってしまいます。撮影希望日の3〜2ヶ月前に申し込む方が非常に多いので、それよりも前にしておいたほうが確実性が増すでしょう。あまりギリギリに注文してしまうと、撮影場所が制限されたり、お気に入りの会社にお願いできなかったりと、デメリットも増えます。

挙式披露宴をするなら4月くらいまで

以上のことから、結婚式を準備し始める、つまり、式場見学を終えて、結婚式を申し込むのが4月くらいがいいということになります。式場の見学や吟味もあると考えると、年始には準備しておいたほうがいいということになりますね。感覚的には、お正月に「来年の年賀状どうしようか?」というくらい計画的でないといけません。

挙式のみや、フォトウェディングの場合は8月頃まで。

準備期間が短いフォトウェディングや、挙式のみを行うような場合は、夏には予約をしておきたいところです。「写真を撮るだけ」、と侮るなかれ。挙式のみで写真を残すことや、フォトウェディングは今や人気のプランです。夏頃に予約してちょうどいいのです。

といっても、既に時期が過ぎてしまっている場合は?

そんなこと言っても、もうその時期過ぎちゃってるよ。というあなた。いますよね?わかります。では、そんなあなたが年賀状に写真を使えないのかどうかお伝えしましょう。答えは、「写真会社によっては使える」です。実際に、僕もお断りしている内容もありますので、ちょっと注意して読んでいただけると幸いです。

対応方法いろいろ

指定の写真だけ先に納品してもらえるか交渉

年賀状で使いたい写真はだいたい限られています(後述します)。ということで、年賀状で使いたいカットを先に写真担当に知らせてみましょう。もし可能であれば、そのカットだけを、先に渡してもらうことも可能かもしれません。気をつけたいのは、それはかなりイレギュラーだということです。もちろん、断られるケースも多いので、覚悟しましょう。

自分のカメラで撮影してもらう

年賀状で使いたいカットだけを自分で持参したカメラでプロに撮影してもらう方法を取る人もいます。あなたのカメラは、プロのカメラと比較すると画質はいまいちかもしれませんが、ハガキに印刷する程度であれば、最近のデジカメなら十分過ぎる性能があります。会場やカメラマンにお願いして、そこだけ持参のカメラで撮影できるか聞いてみましょう。もちろん、超イレギュラーなことなので、「断られるのが普通」くらいに思っていてください

注意してほしいのは、「そこだけ」にしてほしいことです。

僕もカメラマンとして長いので、こういった内容を頼まれた経験もあるのですが、一番困るのは、「全体的になんとなく撮ってください」「あとで選ぶので、まんべんなくこのカメラでも押してください」といった注文です。

カメラを預かる僕は理由を伝えて断るか、特定のカットだけにしてもらうようにしています。なぜなら、撮影中のカメラマンはいろいろなことを意識して撮影しますので、カメラが一台増えるだけでけっこう大変です。もしあなたが「押すだけでしょ?大した手間じゃないだろう」と考えているなら、考えを改めて避けたほうが賢明です。

あくまで僕の場合ですが、撮影のテンポや、表情の新鮮さにも気をつけて撮影しています。もう一台カメラが増えてしまうと、撮影の流れを止めて、もう一台で撮影して……とやることになります。すると撮影が非常にスローになりテンポが悪くなります。被写体であるあなたも退屈してしまうことがあるのです。

困っちゃううなると何が起こるか?残念なことに、「結果的に残る写真の表情が良くない」等のデメリットが出てきます。撮影全体のクオリティが低下します。要するに、最終的に自分たち新郎新婦が困ってしまうのです。本当にイレギュラーなやり方ということを自覚しましょう。もちろんカメラマンも「撮ってあげたい気持ち」はありますが、自分の撮影の質を落としてしまっては本末転倒なのです。カメラマンの能力をなるべく高く発揮させて、より良く撮影してもらうためにも、お願いする場合は撮ってもらうカットは决めておきましょう。一種類だけ、一箇所だけならたいして問題にはなりませんから、場所を絞ってほしいのです。

納期が早いところに依頼する

そもそも、納期が早いところに依頼するというのも手です。最初の方で、平均的に三週間と伝えましたが、もちろんそれより早い会社もたくさんあります。1週間や、とんでもなく早いところでは、翌日なんてものもあります。もちろん、その場合は編集や仕上げに関してある程度ライトなものになっていると思いますから、そのあたりは条件を飲む必要があります。

友人に撮影してもらう

披露宴中や、前撮りの休憩時間などで、年賀状にしやすいような写真を友人に撮影してもらいましょう。後述する「使いやすい写真」を狙って撮ってもらえば十分使えるはずです。

結婚写真を使った年賀状で、使いやすい写真パターン

年賀状用にデータを先渡ししてもらうにも、自分のカメラで撮影してもらうにも、とにかくカットが決まっていたほうがいいことはわかりましたね?では、どんなカットが使いやすいのか紹介しましょう。もちろん、時期に余裕がある方も参考になりますよ!

俯瞰集合写真

俯瞰集合写真

俯瞰集合写真は使いやすいです。楽しい雰囲気ですし、見た人も「ああ、結婚式したんですね」っていうのがわかりやすい。ただ、年賀状を受け取った人の中には「自分呼ばれてないぞ」って状態になる人もいるかもしれないので、それは注意。

ツーショット正面

年賀状正面2ショット最も結婚式らしい写真でもあります。やっぱり、「結婚の報告」ですから。THE結婚式って感じの写真が使い勝手がいいです。招待してない友人にも気を使う必要が薄いでしょうし、最も適しているかもしれません。

ツーショットバストアップ

年賀状バストアップ新郎新婦二人のバストアップやウエストアップ(胸・腰から上くらいの写真)で、カメラ目線のものも使いやすいです。全身のものよりも、表情がわかるので、絵柄的にも力があって、一枚で結婚を報告するのに向いています。

和装限定「お辞儀カット」

和装で撮影しているなら、「お辞儀カット」もありです。二人で並んで正座して、お辞儀をしているカットです。「新年のご挨拶」感もあるので、実際に撮影を希望する人も多いです。

年賀状用カット

そもそも年賀状用に撮影するカットもあります。例えば「来年の干支を持つ」とか、「年号の書かれたアイテムを持つ」とか、年賀状用に撮影するカットをあらかじめ予定しておけば、悩まずに済みますね。

年賀状に使いにくいカット

不可能とはいいませんが、使いにくいカットがあります。使うにはセンスが問われたり、問題が起きやすいカットです。紹介しましょう。

各グループでの集合写真

記念写真友人各卓写真や、友人と撮影した記念写真は使いにくいです。よっぽどそのグループが「誰が見ても納得の行く」メンバーでない限りあまりよろしくないでしょう。他の友人との格差を感じさせてしまう可能性があります。使える場面としては、例えば新郎新婦と一緒にバンド活動してる仲間と撮影したものとか、親族みんなで撮影した写真などは使えると思います。

アイテム・イメージ写真

アイテム年賀状小物を撮影したカットは単体では使いにくいでしょう。自分たち的には結婚式を象徴するようなアイテムでも、他人から見るとちんぷんかんぷんの可能性があります。しかし、まれに、顔を載せるのが恥ずかしい人は結婚指輪の写真で年賀状を作ることもあります。結婚指輪は例外的にアリと言えるかもしれません。

顔がわからないタイプの新郎新婦の写真

シルエット素敵に撮れていても、二人の後ろ姿や、シルエットなどはあまり使われません。結婚報告のハガキとしてはあまり向かないからです。顔が見えて、見た人が「ああ、あの子結婚したのね!」ってなる写真のほうが使いやすいのです。使える場合ももちろんありますが、印刷してみたらシルエットが暗すぎた、なんてこともありますので、ピンポイントで依頼するには向かない写真と言えます。

まとめ:11月の結婚式は納期に注意

いかがでしょうか?年賀状に写真を使いたい場合、思っているよりも早い準備が必要だということがお分かりいただけたでしょうか?しかし、今回ここに記載した方法だけがすべてではありません。写真会社や会場によって対応は変わってきますので、どんな方法ができるかご自身の依頼しているところに聞いてみましょう。