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花嫁必見!安い持ち込み結婚写真を頼むべきではない本当の理由

なぜ、持ち込みを探しているのですか?安いからですか?良い写真がほしいからですか?おそらく、両方ですよね。「持ち込みにしたほうが安い」なんてよく聞きますしね。でも、安い持ち込み業者と安くない持ち込み業者がいますよね?彼らは何が違うのでしょうか。ちょっと疑問じゃないですか?今回はそんな話をしていきますね。

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「持ち込み」結婚写真での国民生活センターへの相談件数は増えている

結婚写真に対する国民生活センターへの相談件数は年々増えているそうです。詳細までは明らかになっていませんが、結婚式関連の相談が消費者センターには2015年で1829件も集まり、その多くが「持ち込み」や写真に関する内容だそうです。これは、写真に対する問題が起きやすくなっていると言える事態です。

相談が増えた理由はInstagram

結論から言うと、原因はInstagramだと思っています。なぜなら、Instagramによってみんなの目が肥えたからです。少し想像してみてください。インスタが流行る前ってそんなに結婚式の写真なんて見かけませんでしたよね?見かけても、ゼクシィのCMくらいで、ほとんど普段の生活で結婚式の様子を目にすることなんてなかったはずです。でも、Instagramが登場してからどうですか?情報が以前とは比べ物にならないくらい大量に入ってくるようになったと思いませんか?これは、「あなたが結婚式に興味を持ったから目が向くようになった」という話ではないのです。実は、僕も結婚式業界に長くいますが、明らかにお客様の求めている写真のレベルは上がっているのをひしひしと実感しています。

言ってみれば、インスタとスマホの普及で、簡単にたくさんの情報が集まるようになって、みんなが「おしゃれな結婚式」「かわいい写真」「ハイレベルな写真」を見ることができるようになった事が原因です。以前は結婚式をしても、自分の結婚式と他人の結婚式を比べることなんてありませんでした。ようするに、式場に勧められるまま、式場が良いと言っていたものを良いと信じ、自分達だけの中で完結する結婚式だったんです。でも今は違います。ネットを通じておしゃれな結婚式情報がガンガン入ってくるようになってしまいました。「いいもの」の判断基準が「自分だけの基準」から「ネットの基準」へ押し上げられたのです。それがいいことなのかはわかりませんが、とにかく世間の動きでそうなてしまっているのです。

求められるレベルに届かない業者、違う価値観の業者

写真業者も同様にこの基準へ押し上げられました。今までは、会場の中だけで素敵とされる写真を撮れていればよかったんですが、今はそれがオープンな価値観で判定されます。どんな式場に行っても『一番流行っている写真屋さんが撮影したとびきりおしゃれな写真』を再現してくれと頼まれるようになりました。本当にいきなりです。そのため、勝手に上がっていく世間の価値基準に追いつけていない業者もたくさんあるのです。それは単純に、技術力が低い場合もありますし、違うマインドを持っている場合もあります。違うマインドというのは、「写真の価値」に対しての考え方です。例えば、「10年後家族とみられる写真」こそ良い写真だと考えて撮影したりするようなことです。インスタは一種の流行り物なので、そのうちブームが過ぎるものです。でも、結婚写真はずっと残りますから「古くならない」写真を残しておくことも大切です。そういう考えの写真屋さんもいるんです。

でも、どちらの業者も世間からすると「インスタっぽく撮れない下手クソ業者」っていう感じでくくられてしまいます。それが国民生活センターに行ってしまう原因でもあるんです。まあ、本当に下手な業者もいるので、彼らは別にいいです(笑)でも、しっかりと考えて撮影しているところが批判されてしまうのはなんだか釈然としないですよね。そう、みんな信じているけれど、実のところインスタの写真が本当に価値があるのか誰もわかっていないのです。

結婚写真の価値は撮るまで実感できない

結婚写真を選ぶのに一番難しいポイントは、「完成した未来」がイメージできないことです。サンプルを見ても他人が写っているわけで、自分が写ったときと絶対に違いますよね。正直そこまで参考になりません。サンプルを見ても「これくらい素敵に撮れる腕がある人なんだな」くらいのことしかわからないのです。これは他の結婚式の商品にはない特性で、例えばケーキは見本とほぼ同じものが出てきますし、装花も注文する前に写真で形が確認できます。写真だけが結婚式本番での一発勝負なのです。

しかし、結婚写真の価値はとっても伝えるのが難しいものです。時間をかけて少しずつ実感してもらうのが一番ですが、なかなかそうも行かないのが結婚写真の販売方法でもあります。そこで、ほとんどの写真業者が流れるのが、「価格競争」です。

わかりやすさとしての安さ

お客様に一番わかり易い価値ってなんでしょう?

それは簡単。「安さ」ですよね。自分達の撮影に対する真摯な姿勢や、商品価値を提供できない場合、もう価格で勝負する以外に方法がありません。そう、これが格安業者が乱立する価格競走のからくりです。みんな安く売っているので「持ち込みは安い」なんて言われるのです。

安い業者は商品理解が低い

ところで、僕たち人間はどんな時に商品を買うでしょうか?それは、「商品価値が価格を上回った時」です。あまり考えたことがないかもしれませんが、ちょっと最近した買い物を思い出してみてください。「あー、損したな」「いい買い物したな」と思うのは、自身が感じている商品価値が価格を上回っているか下回っているかの違いなんです。では、安く売る業者とはどういう存在でしょうか?簡単ですね。「自分達の商品価値を理解していない」業者なんです。

彼らは自分の商品価値がわかっていないので、安さを魅力にするしかないのです。繰り返しますが写真は一発勝負です。現場での対応力も求められます。どんな人物で、どんな実力で、どんな価値を提供してくれるかわからないカメラマンがそこに来ることって結構怖くないですか?自身の商品価値がわかっていないということはそういうことです。

安い業者に雇われたハイレベルなプロ

でも、安くても良い写真を撮ってくれる業者もいますよね。それが判断を難しくしています。実際、格安業者にも良い写真を撮るカメラマンはたくさんいます。僕からしたら「なんであなた程の人がこんな価格で・・・」という人もいます。その背景には、「安ければ良い」という世間の風潮と、「写真は価値を伝えにくい」という状況があるんです。

カメラマンはだいたいどこかの写真会社で修行して、成長したら独立します。フリーランスになるわけです。ですが、フリーランスといいつつも自身の集客で生計を立てられているのはごく一部のカメラマンだけです。それ以外の大部分のフリーランスは、条件の合う写真会社と下請け契約をして撮影専門のカメラマンとして働きます。多くの場合、その会社も安い値段で販売していることに変わりはないので、独立前よりもちょっとだけ待遇が良くなった程度の環境になってしまうのです。

つまり、安い値段で買うことの出来る上手な写真ができあがるわけです。撮影能力で考えるならば、ベテランの能力があるのに販売能力や経営能力がないため彼らは安い値段で働いているのです。

ギャンブルをしている自覚を持つ

さて、安い業者についてまとめましょう。だいたい大きくこんな感じにまとめられます。

  • 本当に下手な業者
  • 自分の商品の価値が理解できていない業者
  • 自分の商品の価値が理解できていないけどベテランを抱えている業者
こんな構図になります。さて、この状況で注文するのはかなりギャンブルだと思いませんか?ちなみに、一つの会社に注文しても、大概どのカメラマンが来るのかわからないケースが多いです。なんとか良い写真会社をみつけても、さらにその中でギャンブルをしないといけないのです。確かに、上手くて安い業者に注文できることもありますが、それには相当な目利きが必要になるのです。

成功率に対して賭けるお金

なら、高い業者にすればいいのか?難しい問題です。結婚式というアクシデントや変動があるものを撮影している以上、確実なんて言葉はありません。ただ、高い業者はそれだけ自身の価値を理解していますし、それにあった撮影を心がけています。もちろん腕もあります。対応力も軒並み高いです。あなたが「選んで失敗した」と思う確率はかなり下がるでしょう。ハズレがあるとすれば彼らのテイストが「自分には合わないな」と思う場合です。言ってみれば、安いか高いかは「成功率に対して支払うお金」と言っても過言ではないのです。

注意:持ち込み業者限定の話です。提携は含みません。

まとめ:安くなるほどカメラマンの質は下がる。「自分の目」が大切。

多少の例外はありますが、大まかに見れば値段と質は比例関係にあります。安い中でいいカメラマンに当たるには相当な下調べを要します。なるべく成功確率を上げるには、高くても安くても自分の目でちゃんと見て決めることです。ちゃんと決めれば後悔も少ないですからね。こうしてサイトで知識をシェアするくらいしか手伝えませんが、応援しています。しっかり選んでくださいね!

KOBATONE 小林嘉明

追伸:僕の発行している無料eBookでもたくさんの情報をまとめて入手できます。興味があればご一読ください(宣伝です 笑)

yoshiaki-kobayashi

結婚式の写真屋さんをしています。小林嘉明(こばやしよしあき)といいます。KOBATONE(コバトーン)というブランドを立ち上げて写真を撮影しています。サイトを通してこれから結婚する人へ情報提供をしています。

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