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会場に入ってる業者は高いし、その割にたいして良く感じられない。
そう思って別の会社を探して「持ち込み」をしようとしてる人も多いのでは?
実際、費用を安く抑えるため、やりたい内容があるから、そんな理由で結婚式に外部業者を持ち込みする方も最近多いです。
しかし、持ち込みをする、ということはスタッフ側が初めてのチームになるということです。
ここでは、そのときに気をつけておくべき内容をお伝えしますね。
ドレスでも、メイクでも、写真でも、持ち込みにはそれなりに持ち込むメリットがあります。
内容が自由になる、比較的ハイクオリティなものを得られる、金額が抑えられる、といったところです。
しかし、あまり語られませんが、反対にリスクもあるのです。
スタッフはそれぞれのジャンルのプロなので、当然タスクを完遂するように仕事をします。
しかし、会場やまわりのスタッフの連携なしではそれはなし得ないのです。
例えば、写真を撮るには場所が必要です。
散らかったメイクルームでチャペルの写真を撮れと言われても無理ですよね。
でも、実際にあるんですよ。こういうこと。
結婚式の準備は複雑にものが絡み合っているので、常に何かをしている裏では別の準備がされていたりします。
それぞれの仕事のプロが、優先したい内容があり、それが噛み合わないこともあります。
今のたとえで言うならば、
カメラマンはチャペルで写真が撮りたい
チャペル準備スタッフは今チャペルの準備がしたい
ということです。
このときに双方共に判断する必要があります。
などなど、非常に複雑なやり取りをする必要がありますし、
お互いに結婚式の流れを熟知している必要があります。
分刻みの状況変化になるので、スタッフ間だけではなく新郎さんが緊張してトイレに2分篭った。というだけで状況が変わったりします。
それをスタッフ間の連携で上手く回す必要があるのです。
さて、
持ち込みに話を戻しましょう。
持ち込み、ということは、現場のスタッフとは初めて組みますし、ローカルルールもわかりません。
なのでこの連携が取りにくい可能性があるということです。
もちろん、持ち込みでも経験豊かなスタッフ同士なら全く問題にならない場合も多いです。
しかし、なるべくならこの可能性は排除したいですよね。
次はその対策の話です。
持ち込み料を設けたり、持ち込みを嫌う会場には、持ち込みを排除しようとする力が結婚式の現場でも働きます。
当然、連携も取りにくい状況で、なかなか困ります。
嫌がらせまがいの行為をされることもあります。妨害みたいなものです。
反対に、持ち込みOKを謳っている会場は持ち込まれることや新しい人と組むことになれているのでとてもやりやすいです。
しっかり連絡もしてくれますし、撮影の許可も出してくれやすいです。
まあ、あくまで傾向です。絶対じゃありません。
スタッフの個人差による違いがありますので、違うことも多々あります。
しかし、どういう気質の会場なのか、打ち合わせ時に意識してもらうと話を進めやすくなると思います。
頭の片隅にでも置いておいてください。
プランナーさんや会場との打ち合わせ時に
あなたがどれくらいの熱意で写真を撮りたいのかしっかり伝えておきましょう。
あるいはメイク、衣装について、持ち込んだからにはどれだけこだわっているのかを打ち合わせ時にしっかり共有してください。
相手に「あ、このポイント外すとヤバいんだな」と印象を持たせられれば成功です。
相手の中の優先順位を高く設定するのです。
写真に関しては
「自分たちが信用して依頼した人なので、失礼がないようにしてください」とまで言ってもらえれば上々です。
少なくとも、嫌がらせレベルの内容はこれで防ぐことができます。
いかがでしょうか。
大切なのは、持ち込むものが、
「持ち込むくらいだからそれだけ気合入ってるんだよ。大切にして。」
と伝えることです。
これでグッとスムーズさが増すはずです。
結婚式は人間が運営しているものなので、意識をしっかり向けさせることが大切になってきます。
以上です。皆様の打ち合わせの助けになれば幸いです。
KOBATONE 小林嘉明
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