結婚式の未来ってどうなるんでしょう?
今回はちょっと予測してみたいと思います。僕たちみたいな結婚式に携わるプロには大切な話です。なんせ、ここ2年くらいで一気にリモート結婚式が出てきたわけで、それくらいすごいスピードで環境が変わってるんですよ。だから、置いていかれないためにもちょっと考えておくといいのが未来予想図ってわけ。
「自分には特に関係ないぜ」ってあなたは読み物としてどうぞ。お子さんや会社の後輩が結婚式を挙げる時はもう次世代になっているかもしれませんし、あなたのビジネスにも関わるかもしれませんよ!?
ま、楽しんで読んでくれればOKです。
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5Gは2025年に普及。2030年に一般化。
通信インフラの話です。
5Gは2025年に多くのサービスが実質的に広く知られるようになり、2030年には一般化します。
ちょっとわかりにくいので補足しますね。2025年頃には「若者層を中心に利用者が増え、5Gを利用したサービスがどんどん出てくる」イメージです。要するに新しい物好きが飛びつく状態で、企業もそれに合わせて商品をどんどん出してくる。
ヒットする商品もあれば、反対に大ハズレなものも出てくるでしょう。そういう時期です。
そして、2030年には「お年寄りから子供まで当たり前に5Gを使ってる世界」になっている。そんな感覚だと思ってください。
ちなみに、2030年には6Gが始まっているとも予想されています。
人はそれぞれ流行りに乗るタイミングが違う
なんでそんなことがわかるのか?
実は今までも同じ流れがあったんですよ。4G(今のサービス)が出たとき。Wi-Fiが始まったとき、スマホが登場したとき、全部同じ変化だったんです。
例えばFacebookが登場した時を思い出してみましょう。 最初は怪しいなんて言われていましたよね。でも、新しいもの好きの人は飛びついた。 それから2〜3年すると、 徐々に若者層へ浸透していきます。 世間の話題でも当然のように「Facebook」と言う単語が使われるようになり、あって当たり前の認識になってくるころです。 この時期になっても、お年寄りや保守的な方はまだ飛びつかないでしょう。
しかし、今ではどうでしょう?
Facebookは「お年寄りのSNS」なんて言われるほど、浸透しています。
このように、商品は「新しい物好き・若者」から普及して「保守的・お年寄り」へ拡大していく傾向があるんですね。そしてサービスもそれに合わせて展開していく。なのである程度流れが予想できるのです。
4Gは2010年頃に出て、5Gは2020年です。iPhoneが4G対応になったり、スマホアプリが通信に対応したのは概ね2015年。つまり、登場から5年で普及し始め、10年で浸透する流れは予想つくわけです。
ただし、どんどん変化は早くなっています。ひょっとしたら5Gは2023年くらいには普及してるかもしれません。一般化も2027年位まで早くなる可能性は大いにあります。
しかし、人の性質上、この順番は変わりません。概ね当たるものだと考えていいでしょう。
5Gで映像は進化する
- リアルタイム性の高い遠隔参加
- 360度記録が残る『空間記録』
- VRを使ったリモート結婚式
結婚式だと上記が変わるでしょうね。
一個ずつ見ていきましょう。
リアルタイム性の高い遠隔参加
まず予想しやすいところとして、結婚式における映像分野がガッツリ進化するでしょうね。
遠隔地にも遅延なくデータが大量に送れるようになるため、リアルタイム性が上がることはわかりやすいでしょう。
通信遅延で会話がチグハグになるのってストレスですよね。最近zoom使ってる方も多いのでわかるはず。あの遅延が、まるでリアルに会っているかのようにスムーズになったらどうでしょう? 結構快適さが上がることは間違いないです。
3Dで360度記録が残る『空間記録』
商業撮影にも影響があるでしょうね。機械の進化は間違いないとして、データ容量が遥かに大きくできるわけですから。
僕が考えているのは3Dで360度全ての記録が残る『空間記録』が始まるだろうな、ってこと。
流行るかどうか、良いかどうかは置いておきましょう(笑)
ただ、技術的には可能になるはずです。なので登場はするはず。
GoProみたいな小型カメラをたくさん設置して、全ての角度からまんべんなく撮影。当然死角はありますが、そこを複数カメラのデータによって補正処理します。
これによって、空間全ての動きが記録されるわけです。
そしてこの技術は次の内容と一緒になって真価を発揮します。
VRを使ったリモート結婚式
それがVR。空間記録のデータと組み合わせれば、記録された空間内をリアルに移動することが可能になります。
もし、これが遅延なくできたらどうでしょう? リモートでの結婚式はより「感じられる」ものになるはずです。
また、プロフィールムービーも変わるでしょうね。今のように「スクリーンが遠くて見えない」なんてことはありません。VRヘッドセットをつければ、まるで高級シアターにいるように大画面・高音質でムービーを見られます。
さらに言えば、「追体験型プロフィールムービー」なんかもできるでしょう。過去の映像を見ながら、選択肢を選んだりすることでゲームのように没入した「人生の追体験」ができちゃうわけです。
まあ、これも良いかどうかは別の話。可能にはなるでしょうね。
映像分野は間違いなく伸びる
いかがでしょう?
通信インフラが整ったらまず間違いなく伸びるのが映像です。かなり自由度が上がることは間違いないでしょう。
そして、僕たちがやるべきは、この未来予想を持った上でどんな価値を提供するのか考えることです。
ではまた次回!