結婚式までには痩せよう。
あなたもそう思っていませんか?実際、多くの花嫁が結婚式前にはダイエットを行っています。もちろん、新郎も例外ではありません。かっこよくタキシードを着こなすため、体を絞っておきたい。そう思う人は多いのです。しかし、ダイエットはなかなか大変なものです。ストレスを感じたり、むしろ体調を崩してしまうこともあるでしょう。今回は、科学的に証明された方法で、ストレスを軽減しながらパートナーと一緒に体重を落とすための方法を紹介します。
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誰でも、体が資本です。痩せようとして、体調を崩してしまうようなことは本末転倒と言えるでしょう。そのためここでは、あくまで健康的に体重を落とすことを目的とします。簡単に言えば、「運動をする」ということです。どんな運動を選ぶかは自分の性格や、体力と相談して決めてみてください。
ちなみにおすすめはHIITというトレーニングです。 High intensity interval trainingの略で、日本語に直すと高負荷インターバルトレーニングという意味です。自分の好きな運動を組み合わせられる上、家の中で行うことも可能です。さらに、ライトなものでは4分間で完了するものもあるので自分に合わせて組み合わせることができます。 トレーニングについての詳細は書き始めるとブログの記事が何本かになってしまうので、また別の記事で紹介しますね。
とはいっても、なかなか運動の習慣化は難しいものですよね。僕自身、運動するまでに時間がかかってしまうことがよくありました。運動しちゃえばするんです。。。そう、実は「運動に取り掛かるまで」に時間がかかっているんです。
こんな経験はありませんか?面倒だなと思っていた作業が、実際に手をつけてみたら集中してしまい、スルスル続けてしまった。終わってみれば「 あれ?思ったより簡単だったな。」そう感じた経験です。おそらくほとんどの人が経験あるのではないでしょうか。
心理学的に、人間は「これからやる作業」を「実際よりも難しく見積もる」性質があります。そのため、普段の生活に習慣として組み込まれていない行動はなかなかやりづらいのです。そこで、 第2目標の登場です。
ここで触れるう第2目標とは、「サブ目標」といった意味の目標のことです。例えば、あなたがダイエットで取り込む運動を第1目標とします。走ること、縄跳び、筋トレ、水泳、ウォーキング、なんでもいいです。この目標を達成するのは大変ですよね?先に触れた、運動に取り掛かるまでの時間や、ダラダラ癖が出てしまうポイントです。
そこで、「かなりハードルの低い目標」を立ててしまうことをお勧めします。
それが第2目標です。第2目標の目的は、「第2目標をやっていたら第1目標をクリアしていた。」という状況を作ることです。そのため、この第2目標は「かなり簡単な」内容にする方が効果的です。例えば、「ランニングウェアに着替える」「靴を履く」「縄跳びを握る」「5回だけ飛ぶ」「スマホのタイマーを起動する」といった具合です。着替えておいて走らない人はなかなかいないと思いますし、縄跳びをとりあえず5回飛んだら、そのまま1分ぐらいはできるものです。やり始めのハードルをとにかく下げること、それが第2目標の肝です。
目標と成果を見られるようにするのは大切なことです。たとえ第1目標は達成できていなくても第2目標は達成できている。そういう日が必ずあります。紙に書いたり、カレンダーに書いたり、スマホのアプリに結果を保存することで、今まで自分が達成してきた成果を見えるようにしておくことがモチベーションアップにつながります。ここでのコツは「累積の内容」にすることです。簡単に言うと、「今までの合計成績にする」ということ。
日によって調子が悪ければ、全く運動ができない日もあるでしょう。そういう日に自分の行動を振り返り「なんて自分はダメなんだろう」そう思ってしまうと、ストレスにもなります。そして、運動を継続することも難しくなってしまうでしょう。なので、今までの合計成績が分かるようにしたほうがいいのです。野球で有名なイチロー選手は、モチベーションを保つため、自分の成績のあるポイントに注目していたそうです。それは、日によって変わってしまうホームランの数などではなく、今までの安打数の合計に注目すること。そうすることでうまくいかなかった日でもモチベーションを下げずに優れたプレイを継続させることができたのです。
運動するのは大変、というイメージもあります。しかし反面、運動するとストレスの解消になることも事実です。そしてこのストレス解消の効果をグッと引き上げる方法があります。 2017年にオーストラリアのニューイングランド大学が研究した内容によると、一人で運動するよりも仲間と一緒に運動した方が効果が高いことがわかりました。なんとストレスは26.2%低下し、感情のコントロール能力も26%改善、体調も24.8%良くなったそうです。つまり同じ運動するのであれば、パートナーと一緒に運動した方がストレスも少なく、体調も良くなるということです。
と言っても、毎日パートナーと予定が合うこともないでしょう。厳密に毎日一緒にやる必要はなく、たまに日程が合う日に一緒に運動するのが現実的な取り入れ方ではないでしょうか。また、あまりに運動能力に差がある場合は差が出にくいような運動を取り入れるほうがいいでしょう。少し早歩きのウォーキングは体への負担も少なく、有酸素運動なので脂肪燃焼効果も高いです。ちょっと早歩きで一緒に散歩するつもりで始めてみてはどうでしょうか。
上でお話ししたように、今までの目標というのは累積で見た方が効果的です。「自分はこれまでこれくらいやっているんだから、続けないともったいない」「あと少しだな」というような気分になるわけです。しかし、驚いたことに、この達成具合は真実ではなくても効果があるのです。
コーヒー屋さんのスタンプカードをイメージしてください。よくある、10個のスタンプを集めるとコーヒーが一杯無料になるようなカードです。ある心理学の実験では、このカードを用いて面白いことが分かっています。お客様を二つのグループに分けて、片方のグループには空欄が10個あるスタンプカードを渡します。もう片方のグループには、スタンプを押す欄が12個あるカードを渡します。ただし、二つのスタンプをサービスで既に押してあるのです。どちらもあと10個押せばコーヒーがもらえる状態なので、冷静に考えれば同じ状況です。しかし、最終的にコーヒー一杯を無料で手に入れられた人数は、12個のスタンプカードを渡された方がかなり多かったそうです。(コロンビア大学ビジネススクールの実験より)
これをダイエットに応用するのであれば、現在の体重よりも重かった時期の体重からどれだけ現在体重が下がっているのかを記録する方法も効果がありそうです。60キロから55キロに落とすダイエットをしているとして、現在59キロだとしましょう。つまりあなたはまだ1キロしか痩せていません。しかし、過去にもっと太っていた時期があったなら、そこからの体重の減少を考えてみましょう。最も太っていたときで65キロあったとしたなら、現在6キロも痩せていることになります。このように考えると「もう半分以上達成しているのだから自分でもできそうだな」という気持ちになります。・・・ただ、あまり自分に嘘をつきまくるのもよろしくはないと思うので、現実にあった自分の過去最高の体重で行うといいんじゃないかなと思います。
ここまで痩せるためのモチベーションアップ、あるいは運動のモチベーションについてご案内しましたが、いかがでしょうか?
何度もいますが、大切なのは痩せることではなくて健康であることです。さらに大きな視点で見るのであれば幸福であることです。僕が運動始めてから感じたことに、メンタル面での変化があります。よく「筋トレをするとポジティブになる」というような内容を聞きますが、あながち嘘ではありません。運動がメンタルに与える影響も多く研究されていますし、実証されています。
ところで、自分が太っていると思っている人にとって一番問題なのは、それ自体がストレスになっていることです。結婚式に関して言うのであれば、周りの目が気になってしまったりすることです。「太って見られているのではないか?」「自分は恥ずかしいことをしているのではないだろうか?」そういう気持ちが出てきてしまい、結婚式を楽しめない。非常に残念ですがそんなケースもあります。でも、だからこそ、運動を奨めたいのです。
そう、結婚式に向けてダイエットをするのは、痩せるためというよりも、ポジティブに結婚式を迎えること、そして結婚した後の生活を幸福に送ること。そう考えてもらえるといいんじゃないかと思います。
実際、ある程度ダイエットを成功させると自信がつきます。自分の力で、行動で、自分自身を変えられる実感が持てるようになるんです。(嘘みたいですが本当です。試してみてください。)そうなるとあら不思議、周りの目があまり気にならなくなります。つまり、さっき書いたような悩みで頭をいっぱいにすることはなくなるんです。
せっかくの結婚式です。どうせなら、楽しく、自身を持って行いたいですよね!
いい結婚式が迎えられるように応援しています!
KOBATONE 小林嘉明
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