銀座、表参道、代官山・・・結婚指輪のお店ってたくさんありますよね。同じように結婚指輪もたくさんあります。色々な指輪を試してみたくて、たくさんお店を回ってみたはいいものの、逆に選択肢が増えすぎてしまい決められない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、たくさんの結婚指環の候補の中から最も後悔しない一本を見つけ出す「心理学的に正しい」方法をお伝えします。
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例えば、あなたが今8つの指輪候補で迷っているとして、その中からひとつを見つけ出すのはかなり困難でしょう。でも、もし仮に指輪が二つだったら決められそうな気がしませんか?
そう、人間はたくさんの選択肢の中からひとつを選び出すことがあまり得意ではありません。
コロンビア大学ビジネススクール教授シーナ・アイエンガー氏の著書「選択の科学」によれば、あまりに多すぎる選択肢は満足度を低下させる実験結果が得られているそうです。指輪を選ぶ上で満足度が下がることは避けたいですよね。そこで、心理学的に人間が最も満足度の高い選択ができると言われている方法を紹介します。
それは、トーナメント方式です。一度にたくさんの中から一つ選ぶのではなく、二つを一対一で比較して、勝ち抜き方式にしていく方法です。二つを比較して、勝った方を選び、また別の二つの勝った方と比較する。これを繰り返すことで最後のひとつまで選び上げる方法が最も後悔が少ないと言われています。事項からもっと詳しく具体的に話しますね。
トーナメント方式で選ぶと言っても、なかなか単純比較は難しいものです。なぜなら、指輪は直感で選んでいる場合も多く、数字にできない比較があるためです。 単純に価格の安い・高いのように比べられればいいのですが、そうもいきません。「こっちのほうがかわいい」「こっちのほうがつけ心地がいい」といった色々な要素が絡み合っているからです。
そういう時はすべての要素を書き出してみましょう。コツは、とにかくたくさん書くことです。手始めに、「いいところ」「わるいところ」くらいのアバウトな項目でいいので、とにかく思い浮かんだ印象を書きまくります。意見は自由にとにかくたくさん出してください。(奥さん、旦那さんとやる場合はケンカに注意 笑)
書き出したらそこから軸を探しましょう。軸とは、言いかえれば自分が評価に使っている項目のことです。たとえば気にっているポイントとして、以下のような内容が並んだとしましょう。
こんな感じになったとしたら、あなたは「色」「表面処理」「刻印」「お店のサービス」「入れ物」に評価の基準を持っているということです。書き出す前まではあやふやな印象でしたが、書き出してみると自分の気にしている部分がはっきりします。中には、書き出している途中で発見することだってたくさんあります。とにかく、書き出してみようとする事が大切なんです。
さて、どうですか?基準がはっきりしたので選べる気がしませんか?
色なら、色どうしで指輪を比較することができます。お店のサービスなら、お店のサービス同士で比較できます(ちょっとむずかしいけど)。これなら、比較がかなり簡単になったはずです。もし、まだ曖昧なら、もっと細かくしてしまうのもいいでしょう。「色がいい」ではなく、「ピンクゴールドがいい」といった感じに具体的にするとさらにハッキリしますよ。
結婚式関連のイベントは女性が主役になりがちです。事実、「君の好きなようにしていいよ」という旦那さんもいますから、100%決定権が奥さんにある可能性もあります。しかし多くの場合、結婚指環二人で決めた方がいいと思います。結婚準備というのはお互いの価値観を知るための期間でもありますから、指輪選びもその一つとして捉えてみてはいかがでしょう。一緒にたくさんの項目を出し合うことで、お互いの意外な好みを知ることもできると思います。何より、指輪を購入した後で相手が実は公開していた、なんてことにならずに済みます。是非、指輪候補からお気に入りを選び出す作業は一緒にやるといいでしょう。
いかがでしょう。今回紹介した方法は、心理学的にも実験されている内容なので、多くの人にマッチしやすい内容だと思います。お気に入りポイントを書き出すだけでも自分の考えが明確化できてすっきりするので、物は試しと思って試してみてくださいね。
良い結婚指環が選べるよう応援してます。
KOBATONE 小林嘉明
追伸:僕は心理学系の本を読んだり調べたりするのが好きなので、いい方法を見つけたらまたシェアしますね。更新通知が欲しい方はアドレスだけで登録できるので、右川のサイドバー(スマホだとここから下にスクロールしたところ)にある更新通知に登録してくださいね。
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